VATSIM -ビギナー管制官向け交信例-

VATSIMで役に立つかもしれない初心者管制官向けのわかりにくい交信例です。
こちらはあくまでも”管制例”です。詳細については”VATJPN CRC”を見てください。

Clearance Delivery -クリアランスデリバリー-
Ground -グランド-
Tower -基礎知識-
(工事中)Tower -IFR-
(工事中)Tower -VFR
(工事中)Departure -デパーチャー-
(工事中)Approach -アプローチ-


■Clearance Delivery - クリアランスデリバリー

<クリアランスデリバリーとは>
クリアランスデリバリーは、航空交通管制官がいる空港で航空機に管制承認を出す場所

<イニシャルコンタクトから飛行承認までの交信例>
計器飛行の機は、はじめにクリアランスデリバリーにコンタクトしてきます。 この例文では、宮崎クリアランスデリバリーに全日空214便が羽田空港までの 管制承認を求めています。

P: Miyazaki Delivery, All Nippon 214 ,Good evening
(宮崎デリバリー、こちらはANA214です。こんばんは)
A: All Nippon 214. Miyazaki Delivery. good evening. go ahead.
(ANA214、宮崎デリバリーです。こんばんは、続けてください)
P: All Nippon 214, Request IFR clearance to Tokyo ITNL airport. Proposing FL350.
(ANA214です。東京国際空港までのIFRクリアランスを要求します。巡航高度はFL350を予定します。)
A: All Nippon 214, Standby for clearance
(ANA214、クリアランスを待機してください[待ってください])


フライトプランについては、すでに提出されているはずです。
パイロットからIFRクリアランスをリクエストされた時は、次のことをしましょう。
 ・巡航高度の確認。(東行き、千の位が奇数、西行き、千の位が、偶数)
 ・出発SIDの確認。(その後のルートにつながるSIDを探して決定する)
 ・暫定維持高度の確認。
 ・スコークの発行。
以上を確認したところで、パイロットに聞きとる用意はいいかと尋ね、飛行承認を発行する。

A: All Nioon 214 clearance for you, ready to copy?
(ANA214、クリアランスを発行します。復唱の準備はできていますか?)
P: Go ahead. All Nippon 214
(どうぞ。ANA214。)
A: All Nippon 214. Cleared to TOKYO INTL airport. via KIZAK1 departure MADOG transition. Then Flight planned route. Maintain FL150, Expect FL350. Squawk1540. Read back
(ANA214、東京国際空港までの飛行を許可します。KIZAK1デパーチャーMADOGトランジション、その後はプラン通りに飛行してください。 暫定高度はFL150、予定高度はFL350。スコークは1540です。復唱してください。)
P: Cleared to TOKYO INTL airport. via KIZAK1 departure MADOG transition. Then Flight planned route. Maintain FL150, Expect FL350. Squawk1540. All Nippon 214.
(東京国際空港までの飛行を許可。KIZAK1デパーチャーMADOGトランジション、その後はプラン通りに飛行します。 暫定高度はFL150、予定高度はFL350。スコークは1540です。ANA214)
A: All Nippon 214. Read back is correct.
(ANA214、復唱は正しいです。)

復唱が間違っていたら、その部分だけもう一度言って復唱してもらいましょう。
すべて復唱が合っていたら「Readback is correct」と言います。


<クリアランスの基本的な出し方>
★cleared to (行先空港) via (出発方式), then flight planned route.
Maintain (暫定維持高度). (expect (巡航高度)) . Squawk (4桁のスコーク).



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